記者発表会の後、アートセレクション参加アーティストの船井美佐氏の作品「COMET-大地をひらく星をみあげる」が、掛川市五明の「彗星発見の丘」で公開されました。
COMET(コメット)とは彗星の意味。ステンレスミラーに描かれた星空の絵の中に、遠くまで広がる美しい茶畑の風景と鑑賞者が一体となって映り込みます。
作品を通して、鑑賞者は茶畑の中に身を置き、大地を切り開き長い間かけて培われてきた過去からのつながりに思いを馳せます。
彗星発見の丘は、掛川市の西村栄男さんが1994年に彗星を発見したことから名づけられました。この地に設置された「COMET」は、茶畑に広がる星空と、過去から現在につながる希望の光をイメージした作品です。
10月21日から開催される、かけがわ茶エンナーレ本番では、この作品と掛川駅前の「We+138」に制作されるすべり台型のインスタレーション「SUPER NOVA」が関連しあって一つの作品として完成する予定です。
掛川城下町と五明の茶畑という二つの空間をつなぐ連作を、お楽しみにしてください。